FC2ブログ

へそほや


(5月の連休に仙台へ行った時のお話しです・・・)


今回の帰省も行きは旧関川村から山形を通っていく経路。切り立った磐山の木々はまだ緑色も淡く、川は雪解けの水を湛えて翡翠色に流れていた。

小国町あたりの直売所で蕎麦を食べ、お店を覗いてみるとさすがは山菜の宝庫!!

DSC_0460.jpg

他ではあまり売られていない野菜山菜が多くて嬉しくなる。今回は行者ニンニク、赤コゴミ、洋ワサビを購入。

DSC_0461.jpg

赤コゴミは図鑑では「キヨタキシダ」という名で紹介されている。上越ではあまり見かけない気がする。

DSC_0462.jpg

アク抜きの必要もなく、茹でて胡麻和えにしたところパキパキと歯ざわりもよく、とても美味しかった。

洋ワサビは上越では「ごんぼうわさび」「畑わさび」などと呼ばれていて、英語ではホースラディッシュと言うらしい。上越で初めて知った食材だったけれど、食べてみると何故か本わさび以上に慣れ親しんだ風味で、実は粉ワサビの原料はこちらの洋ワサビだった。当方はこのワサビが好きで、ワサビの付け合せに刺し身を調達してきたりする。

行者ニンニクは仙台の実家で肉や刺し身のトッピングに大活躍した。食べたことがない方のために一応説明すると、味覚も料理への応用も、ほぼニラと思って間違いない。北海道が主な自生地で利用も活発だけれど、上越近郊にも自生があるようで、採集物を頂戴したことがある。


今回の帰省は父の八十歳の祝いということで兄弟で集合したのだけれど、主賓の父が肺炎で入院してしまい、病院で黄色いちゃんちゃんこを着せて記念写真を撮った。

仙台へ行くと魚屋さんを覗くのが楽しみで、今回もこんなものを発見して即買いした。

DSC_0464_20160531224615ebb.jpg

ホタテの卵巣精巣の部分だけサッとボイルした半生加減のものがたっぷり入って、いくらだったか忘れてしまったけれど、たぶん嬉しいお値段だったはず。これは痛風の人には毒だけれど、当方は予備軍だと言われているのでまだ大丈夫。そのままを洋ワサビ醤油で堪能した。

上越へ戻る日に仙台中央卸売市場近くの「杜の市場」でお買い物。ホタテや特大殻付き牡蠣などを持ち帰り、家族に振舞まった。牡蠣は生にポン酢で食べたけれど、一口では食べきれない大きさだった。

それと珍品が一つ。
「へそほや」なるものが目につき、なんなんだと説明書きを読むと、ホヤを剥くときに石付きの部分を切り落とすのだけれど、この時に石付き側に少量くっついて切れてしまう身の部分を「へそ」と言うのだそうな。実は一番美味しい部分で、自分なら捌きながらチュルッといってしまうところである。それだけを寄せ集めて小袋に詰めたものということなので、これは贅沢。

ホヤTシャツ
(次女のパジャマTシャツ)

我が家でホヤ喰いザルは私だけなので、冷凍保存しておいたものを後日、昼食に食べた。昼からホヤ喰い。

DSC_0479.jpg

へそだけのホヤは内臓的な部分もないので色合いが上品で、醤油を付けながら食べたけれど、甘みがあって意外にも温かご飯によく合った。ウニ丼に近い感じ。

残った乳白色の汁を口にしてみると濃厚過ぎる潮汁のようで、海の滋味にあふれてはいるものの、にがりっぽい苦さがある。そこで試みに水で薄めてかつお風味調味料を少々、卵を溶き入れ、摘んできた野良三つ葉を入れて吸い物にしてみた。

DSC_0482.jpg

これが意外な美味しさで、南部八戸名物のウニやアワビの入った超贅沢なお吸い物「いちご煮」に近いものになった。

ホヤは奥が深い・・・また、ホヤの肥る夏が来る。



プロフィール

オドサマ

Author:オドサマ
郷里の津軽地方ではナイスミドルをオドサマと呼びます。まだそれほどの年齢でもないのですが、故郷への親愛をこめてハンドルネームとしています。現在は新潟県東頸城在住です。古代、東北は採集民の楽土であったといいます。その血統によるものか、自然の中で食材の採集を楽しみ、調理を楽しみ、食べることを楽しむことで、日々心身が満たされています。そんな喜びをブログを通して多くの方にお伝えできればと思っています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
ブロとも一覧
最新トラックバック
オドサマの本棚
Share Vision
サイトアフィリエイト無料テキスト進呈中!
月別アーカイブ
ランキング応援お願いします!
↓↓↓

FC2Blog Ranking

日本ブログ村ランキングも参加中!
RSSリンクの表示
QRコード
QR