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ワラビ

山のアジトの周りで、お昼休みに山菜採り。

今はワラビが盛りだ。

ワラビ自生

このところ、ゼンマイ、コゴミと紹介してきたので、

シダ類御三家ということで、今回はワラビを紹介したい。


オドサマがお子様の頃、

年号で言えば昭和50年代、西暦では1970年代。

その頃、オドサマの祖父母は青森駅前の市場で陸奥湾の魚を商っていた。

間口は一間半ぐらいだったか・・・小さなお店がずらりと並び、それぞれが専門店だ。

鮭鱒筋子の店、カニの店、漬け物屋さん、惣菜屋さん、乾物屋さん、etc... 。

三畳ほどのスペースに陳列台と椅子と七輪を置いて、

おっとりとミカンの皮などむきながら客待ちをしていた祖母の姿が思い出される。

湾内の小ぶりで安価な魚を、

焼くか煮るかすればすぐ食べられるように丁寧に下ごしらえをして売っていたので、

当時は喜ばれたらしい。


お子様のオドサマが魚を食べていると、

食べるのが上手だと、よく祖父(元祖オドサマ)がほめてくれた。

手のひら大のシマダイや、カナガシラなどをよく食べた。

なので今でも魚を決して粗末には食べないし、

そのことで大人になってからも随分得をした。

魚の美味しい居酒屋さん(都営三田線西台駅ガード下「竹屋」さん)で、

品書きには無いカマやカシラなどをいつも安く勧めてもらったし、

今おもえばそちらで個性的な常連博識酒豪の諸先輩方と飲み過ごした時間が、

今の自分に大きく反映されている気がする。

「魚をキレイに食べる人に、悪い人はいない」と言ってくれた方もあった。


そうそう、ワラビの話し。

子供の頃は、山に行ってワラビを取るのも楽しい遊びだった。

のどが渇けばフキの葉でコップを作って、

緑のスギ苔から滴垂る渓流の水をすくって飲んだ。

そうして採ってきたワラビを、

祖父母が魚屋の店先にならべてくれた場面があった気がする。

いつの間にか遠い記憶になった。


水をすくって飲んだ美しい渓流は「土砂災害危険渓流砂防工事」が施され、

今はただの、砂防堰堤に寸断されたU字溝になっている。

八甲田の深い森林から流れ出る、雨が降っても濁らない、なだらかで小さな渓流だった。

思いがけずに素早く動く魚の姿を目撃して、

父のリール竿を持ち出し穂先のリングに太いテグスを結び付け、

偶然にも小さなイワナを釣った記憶のある渓流である。

人間は一体、何をしているのだろう。

ワラビ収穫


アジトの周りで一掴みを頂いた。

このワラビも呆(ほう)けてしまえば雑草として刈り払ってしまう。

伸び伸びと生育して欲しい気持ちは山々だけれど、

使途不明な建物が雑草に覆われていると駐在さんの気障りになってもいけないので、

もうじき草刈りをしなければいけない。

なのでその前になるべく摘みとって、美味しく頂くことにしたい。


ワラビのアク抜きは、お湯の温度が高すぎると失敗する。

ワラビが軟かくなりすぎて、とろけてしまうのだ。

木灰か重曹をまぶしてお湯を回しかけ、ひたひたで一晩置くというのが一般的な方法。

けれども、もっと歯応えとヌメリを楽しむには、

サッと茹でたものを冷水に入れ、それに木灰か重曹を加えてアク抜きをする。

最近習った方法だけれど、まさにパリパリである。

ワラビの一夜漬け

一夜漬けにしてみた。薄口醤油に少量の味醂と酢で味付けした。

ワラビと生姜は相性が良い。カリカリヌメヌメ、うん、上出来。


すぐに使わない分は天日に当てて干した。

干しワラビ

この時期は空気が乾燥しているので、天気がよければ半日で干し上がってしまう。

ゼンマイのように揉んで干せば収納性が良いのだけれど、

付き添っていることが出来ないのでピンピンに干し上がった。

まあ、これはこれでよし。

いずれ干しワラビを使った料理もご紹介したい。

テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

オドサマ

Author:オドサマ
郷里の津軽地方ではナイスミドルをオドサマと呼びます。まだそれほどの年齢でもないのですが、故郷への親愛をこめてハンドルネームとしています。現在は新潟県東頸城在住です。古代、東北は採集民の楽土であったといいます。その血統によるものか、自然の中で食材の採集を楽しみ、調理を楽しみ、食べることを楽しむことで、日々心身が満たされています。そんな喜びをブログを通して多くの方にお伝えできればと思っています。

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