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干し柿



今年は果樹の実りが良かったらしく
我が家の柿の木もたわわに実を付けた。

渋柿なので食べるには一手間二手間かかるのだけれども
カラスの餌にしてしまうのはもったいないので
皮を剥いて紐に吊るしたり
ヘタを焼酎に浸けて袋詰めにしたり。

焼酎柿は渋が抜けると直に軟らかくなってしまうので
追われるようにしてせっせと食べた。
肝臓に良いらしいので飲兵衛にはありがたい。

その一方で干し柿は
日々少しずつ萎びて色が濃くなり透明感が出て
食べるのを楽しみにしていたのだけれど
焼酎柿を貪っているうちに青カビだらけになってしまった。

残念に思いネット等で調べてみたら
どうやら青カビは食べてもあまり害がないらしく
となればまた悪い虫が騒ぎだし
生体実験に臨んでみることにした。
とはいえブロンズ色の粉々に覆われた干し柿は
さすがにそのまま口に運ぶには抵抗感があり
サッと熱湯にくぐらせてみると
黒々とした干し柿が出来上がった。

DSC_0042_201512031239096bd.jpg

老紳士の陰嚢のようにも見え
始めは怖々口にしてみたのだけれど
カビ臭さなどはまったく無く
こめかみが痛くなるような甘さと
半乾きの干し柿のポタポタな食感は
作る人しか味わえない稀有な味覚だ。

味は良いのだけれど見た目が悪いので
ためしに表皮を剝いてみたら
透明感のある綺麗な果肉が現れた。

DSC_0045.jpg

色の濃いのはより乾燥の進んだもので
黒糖のようなコクがあって一段上の味わいがある。

しばらく干し柿造りに執心していたら
仕事で向き合うお年寄りの顔が干し柿に見えてきて
一人で可笑しがっている今日この頃です。


プロフィール

オドサマ

Author:オドサマ
郷里の津軽地方ではナイスミドルをオドサマと呼びます。まだそれほどの年齢でもないのですが、故郷への親愛をこめてハンドルネームとしています。現在は新潟県東頸城在住です。古代、東北は採集民の楽土であったといいます。その血統によるものか、自然の中で食材の採集を楽しみ、調理を楽しみ、食べることを楽しむことで、日々心身が満たされています。そんな喜びをブログを通して多くの方にお伝えできればと思っています。

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