アザミ
植えてある行者ニンニクの様子を見に行ったら
近くにアザミがトゲトゲの葉を広げていた。

昨年、本に面白い食べ方が紹介されているのを見つけて、
どうしても試してみたくなって山へ探しに行った。
すでに時期が遅く、みな花をつけていて、
それでもと沢筋の日の当たらない所を探して
ようやく柔らかそうなものを見つけた。
さっそく試してみたところ、
「うーむ、なるほど・・・」
驚きの美味しさであった。
丁度これからお昼にしようと思っていたところ。
空腹のオドサマの目にとまるとは哀れなアザミである。
「大事にいただくからね」と、オドサマは刃物を手にとった。

一掴み(一株)をいただく。
手にトゲが刺さって痛い。
「まあまあ、そう怒りなさんなよ・・・」
なんとなく時代劇風に話しかけてしまう。
目からウロコのその調理法がこれ↓

火炙りである。「哀れ」とか言いながら火炙りなのである。
葉先のトゲがキラキラと燃えて、
次第に葉がしなだれてくる
「フフッ・・・どうやら観念したようだな」
今度は悪代官風。
アザミを火に炙りながら
手袋をすると書かれてあったことを思い出した。
アザミがぐったりしてくると
自然、手が火の真上へいくのでけっこう熱い。
トゲが焼けてしまえばチクチクは無くなる。
味噌汁などにしても案外このトゲは喉でチクチクするので、
本当に的を得た調理法である。
下処理としても応用できる。
少しこげるぐらいでよいという。
ほうじ茶のような香りが立ってくる。
全体に熱が通ったら、手のひらでくるくると揉む。
「おいしくなあれ、おいしくなあれ」
今度は幼児番組風。
ぐったりしたアザミ嬢を揉んでいるのが、
悪代官ではよろしくないので・・・。

焼きあがったアザミ。
香ばしく、醤油をまぶすだけで十分おいしい。
苦味キド味は無く、
ゴボウに近い香りがなんとも好ましい。
ちなみにアザミは調理したては色も良いけれど、
熱を通して時間がたつと黒く変色する。

焼きアザミを知ったのは農文協刊行の書籍で、
紹介しておられたのは薬学博士で大学教授の村上光太郎氏である。
お話の面白い人気の先生のようである。
アザミは国内でも60種以上があり
さらに変異も多く、素人では判別が難しいという。
うれしいことに、すべて食用になるそうなので、
そうとなればオドサマは種の同定などどうでもよいのである。
わけへだてなく、美味しくいただきます。
近くにアザミがトゲトゲの葉を広げていた。

昨年、本に面白い食べ方が紹介されているのを見つけて、
どうしても試してみたくなって山へ探しに行った。
すでに時期が遅く、みな花をつけていて、
それでもと沢筋の日の当たらない所を探して
ようやく柔らかそうなものを見つけた。
さっそく試してみたところ、
「うーむ、なるほど・・・」
驚きの美味しさであった。
丁度これからお昼にしようと思っていたところ。
空腹のオドサマの目にとまるとは哀れなアザミである。
「大事にいただくからね」と、オドサマは刃物を手にとった。

一掴み(一株)をいただく。
手にトゲが刺さって痛い。
「まあまあ、そう怒りなさんなよ・・・」
なんとなく時代劇風に話しかけてしまう。
目からウロコのその調理法がこれ↓

火炙りである。「哀れ」とか言いながら火炙りなのである。
葉先のトゲがキラキラと燃えて、
次第に葉がしなだれてくる
「フフッ・・・どうやら観念したようだな」
今度は悪代官風。
アザミを火に炙りながら
手袋をすると書かれてあったことを思い出した。
アザミがぐったりしてくると
自然、手が火の真上へいくのでけっこう熱い。
トゲが焼けてしまえばチクチクは無くなる。
味噌汁などにしても案外このトゲは喉でチクチクするので、
本当に的を得た調理法である。
下処理としても応用できる。
少しこげるぐらいでよいという。
ほうじ茶のような香りが立ってくる。
全体に熱が通ったら、手のひらでくるくると揉む。
「おいしくなあれ、おいしくなあれ」
今度は幼児番組風。
ぐったりしたアザミ嬢を揉んでいるのが、
悪代官ではよろしくないので・・・。

焼きあがったアザミ。
香ばしく、醤油をまぶすだけで十分おいしい。
苦味キド味は無く、
ゴボウに近い香りがなんとも好ましい。
ちなみにアザミは調理したては色も良いけれど、
熱を通して時間がたつと黒く変色する。

焼きアザミを知ったのは農文協刊行の書籍で、
紹介しておられたのは薬学博士で大学教授の村上光太郎氏である。
お話の面白い人気の先生のようである。
アザミは国内でも60種以上があり
さらに変異も多く、素人では判別が難しいという。
うれしいことに、すべて食用になるそうなので、
そうとなればオドサマは種の同定などどうでもよいのである。
わけへだてなく、美味しくいただきます。