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イカトンビ


鮮魚店をウロウロするのが好きだ。

季節の魚介を眺めながら、

色々と料理を妄想する。

20年ほど前、

初めて能生(現・糸魚川市)の鮮魚店を訪れた時は、

見たことのない妙な魚たちに本当にときめいた。

カサンボ、キツネ、ゲンギョ、キジハタ、

マトウダイ、コウバコガニ・・・。



今日は上越市内の鮮魚店を物色してきた。

先日友人がお手製のハタハタの飯寿司を送ってくれたので

何かお礼に変わったツマミでも送ろうかと思ったのである。



そんな訳でキョロキョロと店内を歩き回り、

こんなトキメキ食材を見つけた。


イカトンビパック


イカトンビ。イカの口である。

生のそれだけを集めたものが一パックだけ置かれてある。

それも、硬い嘴(くちばし)が丁寧に取り除かれている。

これだけのイカトンビの嘴を処理するのはかなりの手間だろう

・・・なのに300円。

手にとって感心して眺めていると、ひとの視線に気付いた。

店のおばちゃんが向こうからこちらを見ている。

目を合わせながらイカトンビを買い物カゴに収めると

おばちゃんがニコリとほほ笑んだ。

きっと彼女が手をかけたイカトンビなのだろう。



友人にはイカの丸干しと干しゲンギョ、

それに新潟の米焼酎を一緒に包んでもらった。



さてイカトンビ。よく干物になって売られている。

固く干し上げられたものは嘴を取るのがなかなかに大変で、

それを無心でいじくりながら飲む酒もけっこう旨い。

独り飲み向きのおつまみだ。

やりやりしているうちに自分なりの手順が完成されて

剥くのが上手くなる。

オドサマは熟練の域に達していると思われるので

いつかだれかに自慢してみたいと思っている。迷惑か。

酢イカ風になっているものは比較的柔らかい。


自分でイカの塩辛を作る時などはトンビも入れる。

箸でつついていてこれが出てくると「おっ、当たり!」

などと、喜んだりする。ヌメリのある食感が面白いし

一パイに一つだけの希少部位でもある。


今回は簡単に、ニンニクとオリーブオイル、

塩コショウで炒めた。


イカトンビ炒め


コリコリクニクニとイカ特有の海の風味も濃厚で、

ビールによく合う。これは子供達も喜んで食べた。

鮮魚店のオバちゃんに感謝である。





テーマ : 料理
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

オドサマ

Author:オドサマ
郷里の津軽地方ではナイスミドルをオドサマと呼びます。まだそれほどの年齢でもないのですが、故郷への親愛をこめてハンドルネームとしています。現在は新潟県東頸城在住です。古代、東北は採集民の楽土であったといいます。その血統によるものか、自然の中で食材の採集を楽しみ、調理を楽しみ、食べることを楽しむことで、日々心身が満たされています。そんな喜びをブログを通して多くの方にお伝えできればと思っています。

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