FC2ブログ

スベリヒユ

この山菜をどう料理してみようかと、

頭の中でイメージを繰り返していた。

スベリヒユ自生

スベリヒユ。かなり知名度の高い、畑の嫌われ者(雑草)。

当地(東頸城)の年寄りは「ヒョオ」と呼んでいる。

尊敬する清水大典先生の本にまことに美味いと書かれてあったので、

以前、探すまでもなく見つけて試してみたことがある。

簡単に、お浸しやマヨネーズ和えで食べてみた。

が、独特な酸味があり、正直食べにくかった。

ただ、ヌメリのある食感が捨て難いなと思った。

酸味はたぶん、イタドリなどと共通な酸味だと思う。

イタドリも地方によっては

先を争って採集されるほどの人気があるというけれど、

どうもあの酸味には馴染めないでいる。

でも、ゴーヤの苦味をやがて旨いと感じ始めたように、

クサヤの匂いにやがてときめきを感じ始めたように、

シュウ酸的な酸味にもいずれ慣れて

美味しいと感じる時が来るのかもしれない。



稲刈りの始まる前に見かけて写真を撮っておいた。

まだ開花前のようだった。

それから思索が始まり、

二つばかり料理がイメージできたので、

満を持して近所の空き地へ摘みに行ったら

すでに結構茎が硬く、

開花後の小さな黒い種粒が付いている。

なるべくつややかで柔らかそうな先端部分を選んで摘んできた。

スベリヒユ収穫

さてはとりあえずとボールの中で水洗いしたところ、

種粒が沢山、砂のようにボールの底に溜まった。

この植物の旺盛な繁殖力の源である。

直径0.5ミリ程の種粒を口に含んで前歯で噛みつぶしてみたら、

やっぱり酸っぱい味がした。



塩ひとつまみで茹でて冷水に晒しておき、

翌朝、煮切り酒と醤油を混ぜた漬けダレで

ガゴメ昆布と和えてみた。

湯掻いたスベリヒユ

昆布醤油


さらに晩酌まで寝かせて・・・


スベリヒユ昆布和え


さて、晴れて試食・・・?・・・?

う~ん、苦い。何故だろう。

材料同士の成分がが反応変化したような変な苦さ。

これはダメだ、失敗だ。

それでもと鰹節をのせてみたりしながら完食。



翌日、茹でて晒したスベリヒユがまだ残っているので

もう一品作ってみた。

昨夜の味の記憶から胃袋は拒絶気味なのだけれど、

摘み取ったからには成仏してもらわなければいけない。



味噌と一緒に包丁で叩いた。

オドサマはミズ(ウワバミソウ)でこれをするのが好きだ。

ワラビでしても美味しい。

味噌の塩気がスベリヒユの水分とヌメリを引き出し、

叩くほどにヌメヌメと美味しそうになってくる。

スベリヒユタタキ調理中


これはいけるかもしれないと、期待感か高まる。

で、ちょっと味見・・・おっ!



かくして晩酌。

「スベリヒユ味噌叩き」一品のみで味わう。

ふた晩水に晒して酸味も柔らかくなったのか、

味噌の風味に包まれて口にも馴染む。

ちょうどミズの酢味噌和えのような味わい。

ヌメリがいい。

スベリヒユ味噌タタキ


少し採集時期が遅かったようなので、

来年は旬を逃さないように、また試してみたい。





テーマ : 料理
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

オドサマ

Author:オドサマ
郷里の津軽地方ではナイスミドルをオドサマと呼びます。まだそれほどの年齢でもないのですが、故郷への親愛をこめてハンドルネームとしています。現在は新潟県東頸城在住です。古代、東北は採集民の楽土であったといいます。その血統によるものか、自然の中で食材の採集を楽しみ、調理を楽しみ、食べることを楽しむことで、日々心身が満たされています。そんな喜びをブログを通して多くの方にお伝えできればと思っています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
ブロとも一覧
最新トラックバック
オドサマの本棚
Share Vision
サイトアフィリエイト無料テキスト進呈中!
月別アーカイブ
ランキング応援お願いします!
↓↓↓

FC2Blog Ranking

日本ブログ村ランキングも参加中!
RSSリンクの表示
QRコード
QR