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モエビ



夏も終わりにさしかかったある日、

大島村のさば吉先輩(金魚と蝶と?の先生)の職場に立ち寄った。

さば吉先輩いわく、

「俺の池に海老がすんっごく増えてるんだよね。どう?ブログのネタに・・・(笑)」

オ:「えっ、イイですね!やりましょう!!」

かくして9月初めの週末、三人の男と一匹の犬がオドサマの隠れ家に集まった。

もう一人の男というのは「大島青空市場」店長のE田氏。

オドサマの山菜師匠で、調理士資格を持つ板前でもある。

犬はE田店長の相棒で名はキング。

ヤンチャな柴犬であったが、いつの間にかお爺さん犬になってしまったらしく、

顔が白っぽくなり瞳も白濁し、おとなしくなっている。

人間の4倍の速さで歳をとるらしい。

この犬が青年の頃、何かしゃがんで作業をしていると背後からやってきて

「ハァハァ」とマウンティングをするので煩わしかったものである。

「トーチャン(E田氏)よりは下だけど、こいつよりは上」と、

上下関係にこだわる習性を持つ犬族の、

そういうアピールだったろうと思う。

キングから見れば、オドサマも同じ群れの一匹なのである。



それぞれが持ち寄った肴で、宴が始まった。

そう、なんといっても今日の主役はこれ、

さば吉氏のモエビ①

実はこの前日、「エビがずいぶん死んじゃった」と、さば吉先輩から連絡が入っていた。

しかしさすがは先輩、エビをたんまり確保してきてくれました!!!



とりあえず「モエビ」と呼んでみてはいるものの、

調べてみると日本にはこのような淡水産の小型エビが数種いて、

一般的には「テナガエビ」の仲間の「スジエビ」と、

「クルマエビ」の仲間の「モエビ」がよく知られ、

けれども慣習的にはこうした小エビをひっくるめて

「モエビ」と呼んでいるらしい。

そんな資料に目を通しながら、

それぞれの種の細かな特徴にちっとも感心が向かないのはなぜだろう?

と考えていて、気が付いた。

「そうか・・・どっちにしても美味しく食べられるからか・・・」

もし味に優劣があれば、おそらく目を凝らして特徴を憶えようとするだろう。

さば吉氏のモエビ②

卓上コンロに油鍋を乗せ、エビを揚げながら乾杯をした。

モエビ卓上揚げ

エビに熱が通っていく時のえもいわれぬ香りが部屋中に広がり、

まずはその香りでビールを飲む。

「周りに油が飛び散る」とオドサマが火を弱めると、

「エビが油を吸い過ぎる」とE田店長が火を強める。

料理に関する徹底的なこだわりが、E田店長にはあるのだ。

揚げたてに塩をパラパラと振り、

油取り紙の上でサッサッと煽ったエビを食べた時、

皆が至福の顔で笑った・・・美味すぎる。

カラリと揚がったモエビ


他にもE田店長の心尽くしの料理が卓上に並んだ。

店長のサンマ酢〆

上りサンマの酢〆

店長畑の今採り茗荷

店長畑の今採り茗荷

店長の鰹タタキ

鰹タタキ

色とりどりトマト

色とりどりトマト



オドサマもいくつか食材の準備をしていたのだけれど、

出る幕がないまま酩酊し、

薄れゆく意識の中で乾麺のうどんを茹でて〆の一品をお二人に供し、

三人分の布団を敷いてシーツを掛け・・・

記憶はそのあたりでフェードアウト。

うどんでどんな物を作ったのかも憶えていない始末でした。





テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

オドサマ

Author:オドサマ
郷里の津軽地方ではナイスミドルをオドサマと呼びます。まだそれほどの年齢でもないのですが、故郷への親愛をこめてハンドルネームとしています。現在は新潟県東頸城在住です。古代、東北は採集民の楽土であったといいます。その血統によるものか、自然の中で食材の採集を楽しみ、調理を楽しみ、食べることを楽しむことで、日々心身が満たされています。そんな喜びをブログを通して多くの方にお伝えできればと思っています。

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