FC2ブログ

ナラタケモドキ

 お盆の帰省で青森から戻って間もなく、

仕事でよく通りかかる公園の桜の木の下で

こんなキノコを見つけた。

ナラタケモドキ自生

ナラタケモドキ。


モドキと言われるぐらいなのでやはりナラタケが本家本元で、

味もそちらのほうが格上とされているけれど、

確かにそんな感じはする。モドキは小柄で弱々しい印象。

食べても本家に比べると歯応えが今ひとつで、風味も乏しい感じがする。

それでも、こうして出逢えれば嬉しい。

青森ではサモンダシという。本家もモドキも区別していた憶えがない。

各地で愛されている身近なキノコである。北海道ではボリボリというらしい。

上越地域だけでも他にヤブタケ、アマンダレ、モグラ、ズベリ、

ズランボなどの呼び名があるが、他種との混同、重複もあるようである。


 ナラタケとの見分けは柄の上部のツバ(展開する前の傘のへりがくっついていた名残り)

があるかないか。はっきりしていなければモドキである。

でもまあ、この場合はどちらも食タケであるので問題なし。

けれどもこの種は発生環境によってかなり表情に変化があり、

馴染み深いキノコではあるけれど、注意も必要である。

致命的な毒キノコであるドクアジロガサ(別名:コレラタケ)は、

傘が乾いているとき、このナラタケモドキにそっくりだ。

大きなブナの倒木に仲良く発生しているのを見たことがある。

あまりに良く似ているので、例えば茹でて塩漬けにしたものなどを、

やたらな人からもらって食べたりするのは危険だなと認識を改めた覚えがある。

この場合の見分けは、傘の表面の細かなささくれである。

ナラタケモドキ傘表面

ドクアジロガサにはこれが無い。気をつけられたし。


 早い時期のキノコには、ほぼ発生と同時に虫が付く。

ナメクジも寄ってヒダをかじかじする。オドサマと好物が一緒らしい。

食事中のものを「スマンスマン」と横取りしてくることもある。


 キノコに虫は付きものだ。

白くて頭だけ黒い幼虫っぽいのが食い入っていたり、

すばしっこくヒダの間を動きまわるハサミムシのようなやつがよくいる。

コバエもたかる。まあでも、自分だけで食べるときは

タンパク質のオマケが付いていると思って

心掛けて気にしないようにしている。

モパニというアフリカの毛虫の干物を友人から頂戴して食べたことがあって、

あれにくらべればキノコ虫はまだ可愛いものだと思う。

というかモパニが案外美味しかったので、

この辺りで苧麻に付く頭がオレンジ色の

わりに大型の毛虫が美味そうに見えたりもして、

いつか禁を侵してしまいそうな予感もしている。

とりあえずナラタケモドキ、初物を頂いて帰ることにする。

ナラタケモドキ収穫

 本家もモドキも、このキノコは煮こむほどに美味しくなる気がする。

持ち帰って塩水に一晩つけておいたら案の定、

白くて頭の黒い幼虫っぽいのが無数に容器の底に沈んでいる。

塩分でしんなりしたキノコはわりにジャガジャガ洗っても崩れないので、

虫が出なくなるまで数回水洗いをして、とりあえず一煮立ちさせておく。


 さて、晩酌をしながら考えるのである。ナラタケモドキをどう料理するか・・・。

とかいって、どうもこうもないのである。結局は酔っぱらいの酩酊料理。

ナラタケモドキおじや


「ナラタケモドキの中華風おじや」・・・とでも言ってみようか・・・。

煮返すうちに煮汁にトロミが出てきて、お味もなかなか美味しかったです


テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

オドサマ

Author:オドサマ
郷里の津軽地方ではナイスミドルをオドサマと呼びます。まだそれほどの年齢でもないのですが、故郷への親愛をこめてハンドルネームとしています。現在は新潟県東頸城在住です。古代、東北は採集民の楽土であったといいます。その血統によるものか、自然の中で食材の採集を楽しみ、調理を楽しみ、食べることを楽しむことで、日々心身が満たされています。そんな喜びをブログを通して多くの方にお伝えできればと思っています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
ブロとも一覧
最新トラックバック
オドサマの本棚
Share Vision
サイトアフィリエイト無料テキスト進呈中!
月別アーカイブ
ランキング応援お願いします!
↓↓↓

FC2Blog Ranking

日本ブログ村ランキングも参加中!
RSSリンクの表示
QRコード
QR