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ナラタケのつみれ汁



秋は何かと忙しい。
稲刈りは、機械類の準備から始めてその後始末まで・・・その間に地域の行事なども種々入り込むので、コンバイン(稲刈り機)がまだ格納できないでいる。
キャタピラまわりに詰まった土は刻まれた稲わらが混じって乾燥し、藁スサで固めた壁土のようで取り除くのが容易でない。

停めてあるコンバインに頭上の柿の実が落ちてきてベタベタになってしまうので、梯子を引っぱりだしてきて柿もぎをした。
カラスがつついて傷んだ柿が早く熟して落下するのである。
せっかくの柿なので実の沢山ついた枝にあらかじめ落下防止のロープを掛け、ノコギリで枝ごと切り落とす。

梯子の上でそんな作業をしていたら、地面にキノコの出ているのが見えた。
近づいて確認してみたら、ナラタケだった。

発生時期と秋の繁忙期が重なってしまうので、去年はこの美味しいキノコを一度も採集する機会がなかった。
今年にしてもキノコ採りは、仕事の移動中や昼の休憩に道端や公園などで楽しむ程度で、そのために野山へ向かうという時間が確保できずにいた。

思いがけずに自宅のそばで美味しい恵みに預かった。
さてどう賞味したものか・・・。
子供の頃からの定番は大根おろしを入れた味噌汁なのだけれど、
「大根おろしがゴミっぽい」
と妻子には不評だ。
天然キノコをあまり好まない彼女らであるけれども、ナラタケは食べる。
とん汁にでもと思うけれど、妻が豚肉嫌いでそうもいかない。

DSC_0882.jpg

スーパーを見に行ってみたところ、ご当地魚のメギスのすり身が売っていた。
絹ごし豆腐とネギを入れて醤油仕立ての汁にすれば旨そうではないか。

ナラタケは、少なくとも東日本では最も親しまれているキノコなのではないだろうか。
それだけに地方ごとに色々の愛称があり、ボリボリ、サモンダシ、オリミキなど、上越近辺だけでもズランボ、ズベリ、モグラ、ヤブタケ、アマンダレなどと、本当に沢山の呼び名がある。

死亡例もある猛毒キノコのコレラタケ(ドクアジロガサ)が発生状況によってはよく似るので、身近なキノコだけに、同定は慎重に行う必要がある。
ナラタケには傘表面の中央部に細かなささくれがあり、コレラタケにはそれがない。

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ナラタケは煮込むほどに旨味ととろみが出て美味しくなる。
松茸はあえて食べなくても良いけれど、このキノコはシーズンに一度は食べておきたい。

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たぶん生まれてから一番食べてきたキノコだ。
だからナラタケを食べると、やっぱり一番おいしいキノコだなぁと思う。
まさにソウルフードと言うのにふさわしい、庶民派キノコの代表選手なのである。

プロフィール

オドサマ

Author:オドサマ
郷里の津軽地方ではナイスミドルをオドサマと呼びます。まだそれほどの年齢でもないのですが、故郷への親愛をこめてハンドルネームとしています。現在は新潟県東頸城在住です。古代、東北は採集民の楽土であったといいます。その血統によるものか、自然の中で食材の採集を楽しみ、調理を楽しみ、食べることを楽しむことで、日々心身が満たされています。そんな喜びをブログを通して多くの方にお伝えできればと思っています。

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