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友情ピータン


六月下旬、千葉から友人夫婦が訪ねてくれた。
忙しかった仕事が一段落して時間がとれそうなのでと電話をもらい
予定表を確認すると、不思議にその週末は空いていた。

「焚き火がしたい」というリクエストで
本当なら山間地にあるオドサマ小屋にお招きしたいのだけれど
山からの引水が枯れてしまっていて何かと不自由なので
毎年家族で利用しているお気に入りのキャンプ場で待ち合わせした。


新潟県境を越えて富山県に入ってすぐの海岸にあるそのキャンプ場は
漁港が近くにあって釣りが楽しめるし
温泉施設も近くにあって、海岸ではヒスイ探しも楽しめる。
わが故郷の三内丸山縄文遺跡で出土したヒスイの装飾品も
この地域の産であることがわかっている。
海岸林の松ぼっくりを拾い集めてする焚き火も楽しい。

近場のスーパーに買い出しに行くとやはり目に新しい物があり
刺身用には地元で水揚げされた鯛と
「サスの昆布〆」なるものを購入した。

「サスってなんだべ(何だろう)」
「んだな、なんだべな(そうだね、何だろうね)」

と、同郷の友と未知の魚名にときめいたのだけれど
レジで店のオドサマに訊いてみたら

「カジキカジキ!旨いよ!」

とのことであった。
富山はカジキの消費量が日本一らしい。
北陸はかつての北前船文化を背景に昆布の応用が洗練されていて
大味で水っぽいカジキやマダラなども
昆布で上手に〆て美味しく賞味する文化がある。


焚き火用の松ぼっくりを拾い
日本海に沈む夕日を眺めながら
波打ち際でヒスイ探しを楽しんだ。
ヒスイに限らず個性的な表情の石が沢山あって面白い。

DSC_0571.jpg

翌日は朝に漁港で釣り糸を垂れてみたけれど
刺されると痛い毒針持ちのハオコゼが一匹釣れたのみであった。

キャンプ場を発ち、糸魚川から白馬方面へ向かって
小谷村の道の駅で温泉に入った。
ここの温泉施設は清潔で無料の休憩室(畳室)もあり
泉質も含めてとても快適だった。


白馬村に入り、昼食に蕎麦を食べようと寄った店では
「サービスです」と山盛りの天ぷらが運ばれてきて驚かされた。
ちょっと食べきれない感じがしたのだけれど、
それでも蕎麦屋さんの心意気を無駄にしてはいけまいと皆で完食した。
量には参ったけれど、蕎麦も天ぷらも美味しかった。

DSC_0575.jpg

白馬村から長野市へと抜けて
市内のインターチェンジで友人夫妻と別れた。


友人夫婦からはいろいろのお土産をもらった。
奥様の母君からも気遣いを頂いたようだ。
ありがたいことである。
かつて千葉のご自宅に伺って酒肴を頂いたり
当方が新潟へ移住して間もない頃に
家族みんなで訪問してくれたこともあった。
病気をされて介護施設におられたけれど、
最近自宅復帰されたとのこと。

そんなお土産の中に大好物のピータンがあった。
ラベルに「無鉛」とあって
ものによっては入っているということなのだろう。
保存料なのだろうか・・・以後要注意である。

DSC_0600.jpg

楽しみに一つ二つと晩酌の肴にして残り二個になってしまった。
今夜も一個いただくことにする。

DSC_0601.jpg

刻みネギを添えて、ラー油と醤油、一味唐辛子をまぶして食べる。
わずかなアンモニア臭をじっくりと吟味し、焼酎で口を洗う。

DSC_0602.jpg

好物を心得てくれている、そんな友人のあることのありがたさを
今夜も味わった。


プロフィール

オドサマ

Author:オドサマ
郷里の津軽地方ではナイスミドルをオドサマと呼びます。まだそれほどの年齢でもないのですが、故郷への親愛をこめてハンドルネームとしています。現在は新潟県東頸城在住です。古代、東北は採集民の楽土であったといいます。その血統によるものか、自然の中で食材の採集を楽しみ、調理を楽しみ、食べることを楽しむことで、日々心身が満たされています。そんな喜びをブログを通して多くの方にお伝えできればと思っています。

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